サーバーを変えるなら、ドメインも移管しないといけないのでしょうか?
WordPressサイトの移行では、「サーバー移行」「ドメイン移管」「ネームサーバー変更」の言葉が一度に出てきます。同じ作業のように見えるかもしれませんが、最初からすべてを変更する必要はありません。
この記事では、何を変える作業なのかを3つに分けて、あなたがどこまで確認すればよいかを整理します。設定を変更する手順ではなく、変更前に判断するための記事です。
この記事を読むメリット
☑ サーバー移行とドメイン移管の違いが分かる
☑ サーバー変更時にドメイン移管が必要か判断できる
☑ ネームサーバーなどの接続先変更との違いが分かる
☑ 自分が次に確認することを絞れる

サーバーを変えるなら、ドメインも一緒に移管しないといけませんか?

必ずしも必要ではありません。サイトを置く場所と、ドメインを管理する会社は分けて考えましょう。
| この記事の目安 | |
|---|---|
| 対象 | 独自ドメインを使ったWordPressサイトを、別のサーバーへ移したい人 |
| 重要度 | ★★★★☆ |
| 難易度 | ★★☆☆☆ |
| 読了時間 | 約7分 |
| 読み終わった後 | サーバーだけ変えるのか、管理会社も変えるのかを分けて判断できる |
サーバー移行・ドメイン移管・接続先変更は別のこと
まず、3つの言葉を同じ作業として考えないことが大切です。
サーバーは、サイトのデータを置いている場所と考えると分かりやすいでしょう。ドメインは、サイトの住所として使う名前です。たとえば、いつも開いているサイトURLに含まれる example.com のような部分がドメインです。
ドメイン移管は、住所そのものを変えることではありません。ドメインを管理する会社を変更する手続きを指します。一方、接続先変更は、今使っているドメインを新しいサーバーで使えるようにするための確認・設定です。
| 項目 | サーバー移行 | ドメイン移管 | 接続先変更 |
|---|---|---|---|
| 主に変えるもの | サイトを置くサーバー | ドメインを管理する会社 | ドメインが向く先 |
| URL | 原則、同じドメインを使える | 移管自体でURLを変えるものではない | 正しく切り替われば同じURLを使う |
| サーバー変更時に必須? | 必要 | 必須とは限らない | 利用環境に応じて確認が必要 |
接続先変更の画面では、「ネームサーバー」や「DNS」と表示されることがあります。今回は名前や仕組みを覚えなくてOKです。新しいサーバーへ切り替えるために、現在の管理方法に合う確認が必要になる、と考えれば十分です。

サーバーを変えるだけなら、ドメイン移管も必要?
サーバーを変えるだけなら、ドメイン移管は必須とは限りません。
現在のドメイン管理会社をそのまま利用し、新しいサーバーへサイトを移してから、必要な接続先変更だけを行う進め方があります。URLを変えずにサーバーを移す場合、WordPress公式も、URLとデータベースが変わらないケースでの移行方法を案内しています。
ただし、「何もしなくても新サーバーへ切り替わる」という意味ではありません。新しいサーバー側にドメインを設定し、サイトを移し、利用中の管理会社で必要な接続先を確認する流れになります。
まずサーバー移行と接続先の確認を分けて考える
サーバーを変えたい理由が、表示速度や容量、現在の契約内容などであれば、最初に検討するのはサーバー移行です。その後、新サーバーで同じドメインを使えるようにするための接続先確認が続きます。
ドメイン移管と接続先変更は別の作業です。 ドメインを移管しても、接続先が自動で新サーバーへ変わるとは限りません。反対に、管理会社を変えなくても、接続先を変更して新サーバーを使える場合があります。
移行前に確認する内容がまだそろっていない場合は、先に移行前にまず確認することを見てください。旧サーバーを残したまま確認する考え方を整理できます。
ドメイン管理会社もまとめたいときに移管を検討する
サーバーとドメインの請求や管理画面をまとめたい場合は、ドメイン移管も比較候補です。
ただし、移管には管理会社ごとの条件や確認があり、開始から完了まで時間がかかることもあります。「サーバーを変えるから」という理由だけで、同時に始める必要はありません。
ネームサーバー変更はドメイン移管とは別
ネームサーバーは、ドメインをどのサーバーへつなぐかに関係する設定です。ドメインを管理している画面で、新しいサーバーの案内に沿って確認することがあります。

ネームサーバーを変えるなら、ドメインも移管したことになりますか?

別です。ネームサーバーは接続先に関する設定で、ドメイン移管は管理会社を変える手続きです。
接続先の変え方は、管理方法やサーバー会社によって異なります。ネームサーバーを変更する場合もあれば、別の接続先情報を確認する場合もあります。画面に見慣れない言葉が出てきても、そこで仕組みを理解しようと急ぐ必要はありません。利用中のドメイン管理会社と新サーバー会社の公式案内を、組み合わせて確認することが大切です。
自分は何をすればいい?3つのケース
サーバーだけ変更したい
ドメイン管理会社をそのまま使いたいなら、ドメイン移管まで必須とは限りません。サイトを新サーバーへ移し、現在の管理会社で新サーバーへの接続先を確認します。
移行方法そのものがまだ決まっていない場合は、移行方法の選び方で、手作業・簡単移行・移行代行のどれを比較するか考えてください。
サーバーとドメイン管理会社をまとめたい
管理画面や更新の窓口をまとめたい場合は、ドメイン移管を検討します。ただし、サーバー移行と同じ手続きではありません。移管先で受け入れ条件を確認し、現在の管理会社から必要な案内を受けてから進めましょう。
独自ドメインメールを使っている
info@自分のドメイン のようなメールを使っている場合は、サイトだけを見て接続先を変更しないでください。メールの送受信にも影響する可能性があります。
メールをどこで管理しているか分からないときは、設定を変えずに止まりましょう。先に独自ドメインメールの確認順を確認して、必要な情報を控えます。
変更前に止まるべき場面
次のような場合は、この記事だけで設定を変更しないでください。
- ドメインをどこで管理しているか分からない
- 独自ドメインメールの管理先が分からない
- 現在の接続先設定が分からない
- 変更後に元へ戻す方法が分からない
分からないことを、設定変更で試さないことが大切です。 契約時のメールや利用中サービスの管理画面を確認し、必要なら各社の公式案内やサポートへ進みましょう。
今日行うこと
- サーバーとドメインをどこで管理しているか確認する
- ドメイン管理会社も変更したいのか考える
- 独自ドメインメールを使っているか確認する
まだ行わないこと
ドメイン移管を理由なく始めたり、接続先の設定を変更したり、旧サーバーを解約したりする必要はまだありません。メールへの影響を確認しないまま切り替えることも避けましょう。
まとめ
サーバー移行、ドメイン移管、接続先変更は、似た言葉でも変える対象が違います。
サーバーを変えるだけなら、ドメイン移管まで必須とは限りません。まずは「サイトを新サーバーへ移すこと」「同じドメインを新サーバーへ向けること」「管理会社を変えたいか」を分けて確認すれば大丈夫です。
迷ったときは、すべてを同時に変えようとしないことが安心につながります。自分に必要な確認だけを進め、分からない設定は変更せずに確認するところから始めましょう。

